今週のお題「怖い話」
わたしが まだ 独身のころ
マンションで 一人暮らしをしていました
その日は 仕事が休みで いつのまにか
寝てしまっていました
目覚めたのは 夕方5時ごろ
外は 雨が降る前なのか 風が強くなって
きたので
干していた 洗濯物を取り込み
ベッドの上に置き
立ったまま 畳んでいたのです
すると 突然 わたしの後ろを 風が
通り過ぎ
それと同時に
誰かが通り過ぎた感覚におそわれました
部屋の中に誰もいるはずがないのに
そして その直後 線香の匂いが ふーっと
してきたのです
わたしは ぎゃーっといいながら
はだしで 逃げ出しました
それから しばらく
何時間かは 部屋には入れませんでした
その後は 何事もなかったけれど
そのマンションは 引っ越してしまいました
あれは なんだったのだろう?
それから 今度は 10代のころのはなしです
その頃 わたしは 親戚の叔父 伯母の家に
お世話になっていて
その頃は 新築の家に引っ越して
一年たったくらいのことでした
季節は冬
1月の寒い日のことでした
突然 庭の池で泳いでいた 鯉たちが
全滅してしまいました
何匹くらいいたでしょう?
10匹くらいはいたでしょうか
その時は 寒さのせいなのかなあ
くらいにしか
思ってなかったのです
すると今度は
しばらくして
飼っていた犬が死にました
いつも 夕方になると散歩に行きたくて
吠えるのですが
その日は なぜか おとなしいのです
犬の様子を見に行ってみると小屋の中で
死んでいました
たぶん
前日の散歩の途中で毒を食べたのだと
思います
なんだか いやだなあ
二度あることは三度あるというし
そんな不安は 見事に 的中しました
しばらくすると
今度は 伯父が 早朝 突然
大きないびきと共に意識がなくなり
救急車で病院に行ったのですが
なくなったのです
少し 落ち着いて 考えてみると
鯉も 犬も 伯父さんも みんな
7がつく日になくなっているのです
鯉は 7日 犬は17日 伯父さんは27日
今
考えても ぞっとします
不思議としか言えません